酒にも肴にも真摯に向き合う料理人の心意気
延岡産の新物赤なまこ酢
風に吹かれて、宮崎居酒屋放浪記!
宮崎駅から徒歩20分、料理はどれもが例外なくうまい
延岡産の新物赤なまこ酢
JR日豊本線宮崎駅から歩くこと約20分、西銀座通り沿いの飲食ビル1階に割烹料理屋(和kitchen しん介)「和キッチン しん介」がある。
店内は天井高く白木で統一され、背もたれが高い木の椅子が並ぶ。
建築雑誌に載るようなモダンな内装に、勢いある筆字品書きがかえってマッチ。
閉店間際にカウンターに座った。
さてどうするか。
初めての店だ、品書きを読んでゆくしかないな。
天然平目、天然真鯛、天然虎ふぐ、太刀魚【塩焼き・天ぷら】、宮崎どれ天然すっぽん【柳川風仕立て・スープパスタ】……。
あたかも日本列島の魚祭の膨大な品書きを読み終えて放心状態だ。
「なんでも言ってください」
てきぱきと気持ちよい主人がまっすぐにこちらを見る。
お通しは、高級魚クエのあら煮と宮﨑産の生ちりめんと自然薯の煮こごり・炙り鯖にぎり・新玉ねぎポタージュ葛よせが登場。
切って並べるだけではない一皿は立派な料理で、食べ終えると酒もみごとに空になっていた。
品書きに延岡産の「新物赤なまこ酢」がある。
居酒屋党としては【新物】の文字を見たら、即注文するのが心意気だ。
届いた赤なまこ酢はみっしりと歯応えがして、強い磯香とえぐ味が口中を満たし、ポン酢が爽やかに刺激する。
すかさず酒を含むと、あら不思議。
えぐ味はさらりと消え、再び赤なまこ酢に箸が出る。
これこそ酒飲みの至福。
このときの酒はもちろん燗酒だ。
冷たい赤なまこ酢と温かい酒の繰り返しが忘我の境にみちびく。
| 住所 | 宮崎県宮崎市高松町3-33 第3三蔵ビル 1F |
| 電話番号 | 0985-31-5559 |
| 営業時間 | 営業時間18:00~翌0:00/日休 |
新物赤なまこ酢1200円
あん肝 割り酢 ジュレがけ1200円
自家製からすみ「レア」炙り1600円
ヤガラ昆布〆1800円
青森の名酒 田酒 特別純米酒「グ」600円
樽詰めハイボール700円
※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。
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