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ネットを越えてつながる、バレーの輪!!

技術統計判定員

バレーばっかnahomaxがゆく!

ギモン!!

Q:ラリーが速くて混乱することはないのですか?
戸高さん:判定員は、判定対象をチーム名で呼ばず、コートの右側を「右」・左側を「左」という呼び方をします。「左、6番、サービスエース」という具合です。試合全体を見らず、ボールだけを追いかけていますね。最初は緊張しますが、落ち着いてすることが大事です。

Q:判定員の楽しいところは何ですか?
戸高さん:サーブやローテーションの間違いが真っ先にわかるところですね。でも間違いに気づいても、私たちは審判ではないのでIF(公式記録員)に教えてはいけないんですよ。

Q:こんなすごいシステムなら、 大学リーグや一般の大会に使えないのですか?
戸高さん:
入力するパソコンは[一般社団法人日本バレーボールリーグ機構]のサーバに接続し、作業をしなければなりません。入力したデータは瞬時に変換され、ホームページやTVの画面に反映される仕組みです。また、印刷すればレポートもできあがります。Vリーグ用に開発されたデータなので、反映される場所のない大学リーグや一般の大会では、使えないのです。反映されるホームページなど誰か開発してくれないでしょうか。そしたら、もっとバレーが奥深く幅広いものになると思うのですが…。
画面上のコートをマウスで<br>クリックしながら入力
画面上のコートをマウスで
クリックしながら入力
出力したレポートの内容が<br>新聞などの記事に使われます
出力したレポートの内容が
新聞などの記事に使われます

ちなみに、バックアップはなんのために?

ネットワークを使ってV機構のサーバーに繋いで作業をしていますが、なんらかの障害で通信が遮断された場合を想定し、手で記録も取っているそうです。
ネットワークが復旧したら、記録を見ながらパソコンに入力していくんだって!!

技術統計判定員になるには!?

県内で2年に1回開催される「技術統計公認判定員認定講習会」を受ければ、判定員の資格を得ることができます。現在、宮崎に在籍する判定員は約40名。Vリーグの選手を判定し個人賞を決定するという、大きな役割を担っています。
前回の開催は平成21年10月でしたので、次回は今年中に開催される予定です。
詳細が決まりましたら、宮崎県バレーボール協会のホームページ等でお知らせされますので、受講を希望する方はぜひお申し込みを!!
バレー後記

私が大学3年生のころ、奇跡的にサーブ賞をいただいた経験があります。当時ジャンプサーブをしていたのですが、無回転の弾丸サーブだったので、入れば決まる、入らなければミス、というイチかバチかのサーブでした。入った本数と決まった本数で算出されるので、ミスはカウントされず、サーブ賞になったのだ、という経緯を聞いた覚えがあります。

そういう輝かしい個人賞の裏には、記録員などの並ならぬ努力や作業があったことを改めて知りましたし、Vリーグ専門の資格があるということに驚きました。

判定員は、間近で試合を見られるというイメージでしたが、実際はプレーを見て一喜一憂している場合ではなく、ただ淡々と事実のみを判定していかなければならない、大変な仕事なんですね・・・。
そういう人がいて、観客も観戦することができるし、選手も思いきりバレーできる。裏方だけど素敵な仕事ではないかと思います。
今年行われる予定の講習会、受けてみようかなぁ〜。