いよいよ，県立高校推薦入学検査志願状況が発表されました。そこで，今回は残りわずかな期間でどこまで成績を引き上げられるかのカギとなる勉強法「解きあげ」についてお話しします。
　実は，この記事は１２月に掲載予定でしたが，うっかり忘れており，チョット遅くの掲載になりました。
　「解きあげ」とは，実は私が作り出した造語です。四季塾では「反復」を強調して，少なくとも同じ問題を３～４回は解くことを指導してきました。そのことによって，成績も向上し，安定してきた塾生も多いと思いますが，中学３年生になると，伸び悩みも出てくる時期でもあります。ゴールは３月初旬。これは絶対に動かないので，これからわずかな時間でより効率的・効果的に学習することが大切です。ただ同じ問題を解いて，確実にできるようになっても，全く同じ問題はおそらく見ることは無いものです。だから，確実にできるようになった問については，その解き方を他の問に応用していくことが大切です。
　四季塾では，中学３年内容を１２月いっぱいで終了します。その後は高校入試の模擬形式での授業を行っていき，「総合問題」を解いていきます。短い時間で効率的に学習し，成績を向上させるには，まず「総合問題」で学習していくことが重要です。そして，解いた後「反復」を行っていきますが，そこで「解きあげ」が大きなカギを握ります。「解きあげ」により，解き方を他の問にも応用していくことができるのです。
　数年前，１２月の冬の講座前に三者面談で志望変更を勧められて，入塾した塾生の事ですが，「解きあげ」教えたところ，徹底して勉強し，１０月の実力テストまでは２５０点台だったのが，１月の実力テストではなんと３２０点台の自己ベストをマークし，面談で「無理だ」と言われていた志望校に合格していきました。塾の授業で行っている「解説シート」を手本としながら，学習を進めてみましょう。短期間で成績アップが狙えるはずです。