前回，「学習方についての指導をはじめました」とニュースをのせましたが，今回はその続編で，「真面目に勉強しているのに，成績が上がらない原因」についてのお知らせを挙げさせていただきます。
おそらく，「真面目に勉強しているのに成績が上がらない」子どもの多くはこの勉強をしていると思います。
宮崎の小中学校は「宅習」という，「１日1ページ，ノートに自由に勉強してくる」という指導がほとんどの学校で行われています。教科は問わず，とにかく１ページきっちり勉強していけばよい，そしてそれを毎朝提出して，検印をもらう，というものです。担任の先生が点検するわけですが，そのノートの指導もほとんどなされず，検印も「めくら判」みたいなものがほとんどのようです。「1ページきっちり書かれているか」それだけを重点的に見て，記述に間違いがあっても，きっちりできていれば「合格」，きれいに丁寧であれば「見本として紹介」されます。そんなに毎日真面目に勉強させられているのに，成績が上がらない子も実はたくさんいます。それは，かけた時間と労力分だけ身についていない学習法だからです。とくに，小学生の「宅習」は，教科書の文章を丸写しにしている子が多いことにびっくりします。何も考えずに「社会」や「理科」の教科書を写していくのです。内容についてたずねてみても，写しただけなので，ほとんど覚えてなく，反復もないので，定着できていません。
そんな勉強法をなんとかしたいと，四季塾では「宅習ノート」の指導を中学生では行っています。