地元暮らしをちょっぴり楽しくするようなオリジナル情報なら、宮崎の地域情報サイト「まいぷれ」!
文字サイズ文字を小さくする文字を大きくする

宮崎の地域情報サイト「まいぷれ」宮崎

JOY FM × まいぷれ宮崎

パーソナリティの素顔を覗いてみよう! Vol.3 奥山真帆

ラジオではなかなか聴けないアレコレ聴いちゃいました!

2021/12/03

宮崎に元気な声をお届けしている「JOY FM」さんと宮崎の皆さまに様々な情報を発信する「まいぷれ宮崎」のコラボ企画。「パーソナリティの素顔を覗いてみよう!」
第3回となる今回は、毎週金曜8:20-10:55放送「ら・ら・ラジオ」、毎週月曜~木曜13:30-13:55放送「dig app!」を担当する『奥山真帆』さんにお話を伺いました\(^o^)/

ら・ら・ラジオ、dig app!担当の奥山真帆さん
ら・ら・ラジオ、dig app!担当の奥山真帆さん
ーー奥山さんは関西出身ですよね。宮崎に来られて初めて宮崎弁を聞かれたと思いますが、宮崎の方言の中で1番好きな言葉は何ですか?

言葉とは違うかもしれないんですけど、「~やっちゃわ」っていうのが可愛くて好きですね。同じことでも関西弁と宮崎弁では柔らかさが全然違うと感じます。宮崎の方が柔らかいですね。
早口でわーっとしゃべるというよりゆったりと話される方が多いのかな? そして「~やっちゃわ」と最後に付くので、すごく柔らかいイメージがあって好きですね。やっぱり関西だとスピードも早いですし、言葉自体もちょっときつく聴こえたりするので・・・。

ーー最初に宮崎に来られた時、「何を言ってるか分からなかった!」ということはありましたか?

ありました! 「てげ」とか言葉自体はなんとなく分かるんですが、ニュアンスというよりもイントネーションのリズムに乗れませんでした。
宮崎弁って独特のイントネーションの波があるじゃないですか。あれが特に電話だと本当に分からなくて! 話し始めが下に潜って語尾だけポンっと上がるので、最初が聞き取れなくて、宮崎弁のイントネーションに慣れるのは苦労しました・・・。
電話は半年ぐらい身構えて取ってましたね。分かるかなと・・・。
ただFM宮崎に勤めている方がほとんど宮崎の方なので、普段から宮崎弁に触れているうちにすぐ理解できるようになりました。

ーー全然違和感を感じないので、奥山さんが関西出身だと知った時は驚きました!

普段はめっちゃ関西弁でしゃべってるんですけどね(笑)
一度関西弁で話し始めると戻れなくなるんですよ。放送とかだともう帰って来れないかもしれないと思って気を付けています。

ーーいつか関西弁を聞いてみたいです! 聞けた時はレアですね☆

その時はプラスに受け取ってもらえたら嬉しいです!
普段はバリバリ関西弁です
普段はバリバリ関西弁です

奥山さんの気になるお休みの日の過ごし方は・・・?

ーーお休みの日はどのような過ごし方が一番好きですか?

コロナ前は週末の度にライブに出掛けていて、宮崎県内はもちろん福岡や熊本、鹿児島まで行っていました。体力的にもスケジュール的にもハードでしたが、今思えばそれがすごく自分自身のリフレッシュにもなってました! 

パーソナリティは音楽を届ける仕事でもあるので、ライブに足を運んで、見て聴いて感じたことを蓄えている時間がリフレッシュでもあり、仕事にもすごく生きていたんだなと、ライブがパタッと無くなってからすごく感じました。

ライブが無くなってからは、映画を見ることが増えましたね!

ーー月に何本ぐらい観られるんですか?

今年はネットフリックスでたくさん観ています。この前数えたら、今年に入って60本くらいでした! 月によってペースのムラはあるんですけど、なかなか家から出られないこともあってすごく映画を見ていますね。

ーー60本?!

ジャンルや洋画・邦画は問わないんですけど、わりと好きなテイストは決まっています。アメリカの映画制作会社でもあり、配給会社でもある「A24」の作品がおしゃれで、内容もすごく評価をされているんです。「A24」の作品を探して観たりもしますね。でも、基本的には面白そうだと思ったものをひたすら観ていくことが多いです。

映画を観終わった後は、全部感想を書くようにしてるんです。スマホにメモを残してるんですけど、印象的なシーンや音楽の感想を書いていると、気づいたらその時の自分の状況がリンクしていると感じます。「~というセリフが印象に残ったのは、こんなことを考えていたからだ!」とか、「こんなことで悩んでたからこういう作品に導かれたんだな」とか、映画を見ることで自分と向き合う時間にもなっています。

ーー今年はたくさん自分と向き合ったということですね! ラジオを聴いていると、奥山さんは一つ一つの作品に対しての思い入れがすごく深いなぁと感じます。やっぱりものすごく振り返られているんですね!

そんなに聴いて下さり嬉しいです!!!

ーーでも自分を振り返るって難しいじゃないですか。作品を通して客観的に振り返るのはすごくいいリフレッシュになるのでは?

確かに、作品を観なければ出てこないようなことがたくさん出てくるので、そういう意味ではモヤモヤを解消しているかもしれないですね。

ーー映画はお仕事の日もられるんですか?

基本的に休みの日に観ますね。でも先日、キネマ館であった宮崎映画祭に「スパイの妻」の監督である黒沢清監督が宮崎に来られてインタビューの場をいただいたんですよ。こんな機会滅多にないですし、たっぷりお時間を頂けるということだったので、宮崎映画祭の前は黒沢監督の作品を毎日1作品は見ていました。でも仕事がなかったら土日にぽけ~っと観てます(笑)

ーーちなみに感想はどれぐらいの分量になるんですか?

作品にもよるんですけど・・・面白かったものとか良かったものだと、多分このぐらい?(スマホ画面を3スクロール)

ーーすごい! そんなに!

ある意味、職業病だと思います(笑)浮かんだことをできるだけ全部メモしておいたら、後から「そうだ! あの時にあんなこと書いたなー」って結びつけばいいなと。多分、無意識のうちに仕事と絡めているんだと思います。
感想の量をスクロールで表現してくださいました!
感想の量をスクロールで表現してくださいました!

奥山さんが一番好きな食べ物とは

ーー次は1番好きな○○を教えてください!

じゃあ、1番好きな食べ物! スイーツが大好きです。今はSNSとかで調べていたら、自動的にオススメしてくるじゃないですか。コンビニスイーツとか、アイスとか。あとは九州各地のカフェとか、関西のカフェとかたくさん出て来て、食べ過ぎるとどんどん太って・・・。でも結局食べちゃいます(笑)
FMの皆さんも私がスイーツ好きなのを知っているので、オススメを教えてくれたり、買ってきてくれるのですごい食べちゃいますね!

ーー特に何系が好きなんですか?

生クリームですね。洋菓子が大好きです。最近特にハマったのはセブンのイタリア栗のモンブラン。モンブランが大好きで、栗の上の絞りのあそこだけ売ってほしいぐらい。無性に食べたくなるんですよね。夕ご飯を食べた後に急に食べたいと思ってもケーキ屋さんとか閉まってるし。だから夜な夜なコンビニに行くんです(笑)コンビニをあなどってはいけませんよ。300円とかケーキ屋さんと変わらないし。24時間いつでもあの味を提供してくれて、ほんとスイーツ好きには恵まれた時代ですよね。

父がすごいスイーツ好きで、小さい時からよくケーキとか買ってきてくれてたんですよ。私もけっこう詳しい方だと自負してますけど父の方がさらに詳しくて。父の血を受け継いだのかなと思っています。

ーー 娘さんと一緒にスイーツについて語れるなんて、お父さんも嬉しいですよね。

話題といえばスイーツぐらいです(笑)

ーーちなみにラジオで奥山さんがアイスの話をされていた時、すごく食べたくなって実際に話していたアイスを買いに行きました!

よかった~! 私のスイーツ好きが報われました!
大好きなスイーツについて熱く語る奥山さん
大好きなスイーツについて熱く語る奥山さん

奥山さんの苦手な○○とは?

ーー奥山さんにとって実は苦手なことはありますか?

言葉でいうと、「ラ行」が苦手なんです。大学生の時アナウンススクールに通ってたんですけど、訓練を受ける前からラ行が苦手だというのは先生に指摘されていましたし、自分でもラ行って言いにくいなと思ってたんですけど、なぜか番組のタイトルが「ら・ら・ラジオ」。番組タイトルが決まった時にうわぁと思いました(笑)。タイトルのコンセプトとか響きとかは大好きで、考えてくださったディレクターさんにも本当に感謝してるんですけど、なんというか、回り回って来るんだなと思いました。 

あと、実は人見知りです。仕事で取材に伺うとかは全然平気なんですけど、普段の生活で大人数で話をするときに話せないんですよ。アナウンススクールの先生が、人の本質を見抜いてくださる方で、「あなたは言いたいことを自分が10持ってるうちの3しか言えてないし、それはこれを言ったらこう思われるんじゃないかとか、人の話の腰を折るんじゃないかとか、良い意味で先を読みすぎているから、思ったことを全部、口に出して言いなさい」とよく言われていました。お仕事は別ですけど、普段の何気ない会話であんまり発言が出来ないっていうのがすごく自分のコンプレックスでもあり克服しないといけないと思っている部分でもあります。

ーーすごく意外です。ちゃんと自分の意見を発言するタイプだと思っていました!

それができているのはラジオだけだと思います。普段は相手がいると迷ってる間に何も言えなかったり、笑ってごまかしたり、それが自分の弱いとこだなってすごく思います。

ーーギャップ萌えです! マイクの前だと変わるんですか?

ラジオでは1人喋りで誰も助けてくれないので、そこは腹を括っています。

ーーでもお仕事できりっとなるってかっこいいですね。憧れます!

いやいやいや~。強迫観念でしています(笑)

ーーそれは聞かなかったことに(笑)
「ら・ら・ラジオ」の担当なのに「ラ行」が苦手と語る奥山さん
「ら・ら・ラジオ」の担当なのに「ラ行」が苦手と語る奥山さん

九死に一生を得る!? 奥山さんの忘れられない失敗談

ーー忘れられない失敗ってありますか?

仕事じゃなければいっぱいあります! 私、非常にせっかちでそそっかしくって。普段ラジオを聞いてくださっている方は、「落ち着いてるね!」とか「しっかりしてるね」って言ってくださるんですけど、実際はもう、とにかくせっかちなんですね。今朝も慌てていて部屋の棚の角で怪我をしてしまいました…。

忘れられないのはアナウンス試験の時。東京で試験だったんですけど、スマホを家に忘れたことですね・・・。
その日は朝10時から東京で試験があって、私は兵庫県なので地元の駅から5時台の始発に乗って、そこから一刻の猶予もなくきれいに乗り継いで行かないと間に合わないという状況でした。試験というのもあってすごく緊張してたんでしょうね。玄関にスマホを置いて行ったんです。始発に乗ってから座って落ち着いて、カバンの中を見て、あれ、ないないない!って。試験の時間や会場の住所はスマホのメールに書いてありましたし、地図もGoogle マップ見ればいいと思ってたので、スマホがないと何もできなくて!

引き返すこともできない、家に電話をする時間もない、電話したところでもうどうしようもないという状況でしたが、就活のサイトのログインパスワードを覚えていたので、隣に乗って来た人に恥を覚悟でスマホを借りようと思ったんです。
名古屋から隣の席にお兄さんが乗ってこられて、そのお兄さんの様子を伺っていると本を読み始めたので悪い人じゃなさそうだと思ってスマホを貸してくださいとお願いしました(笑)
実際にすごく良い方でスマホを貸してくださり、しかも最近まで会場の近くにお住まいだったらしく、会場の最寄り駅からの細かい道順まで全部教えてくださって、無事に辿り着いたんですよ!

母は玄関に娘の携帯があって血の気が引いたと言っていました(笑)

ーー良い人で本当に良かったですね。壮絶すぎて聞いているだけでドキドキします・・・。

ちなみに、大学受験の時も会場まで送ってもらった車内にお弁当を忘れました・・・。
私はすでに席に着いていたんですが、母が後から追いかけてきていて、「なんかスタッフの人に詰め寄っている人がいるなあ。大変そう。」って見てたら、お弁当を持ったうちの母でした。ほんとに恥ずかしい・・・・。

ーーギャップ萌えに尽きますね(笑)

普段はあまりないんですけど人生の節目になるような時にあるんですよ!

ーー次の節目の時になにがあるのか気になりますね(笑)
まるでドラマのような失敗談にインタビューするスタッフもドキドキ!
まるでドラマのような失敗談にインタビューするスタッフもドキドキ!

奥山さんの忘れられないメッセージ

ーーリスナーさんからのメッセージや相談で忘れられないことはありますか?

ら・ら・ラジオがスタートして1回目の放送の時に、リスナーさんから「頑張ってくださいね」とか「これから金曜日の朝応援してます」とか温かいメッセージいただいたんですけど、その中に「宮崎に来てくれてありがとう」っていう言葉がけっこうあって、すごく嬉しかったですね。今までまったく縁がない土地だった宮崎に来て、親戚どころか知り合いもいないので、そんな風に言ってもらえて純粋にすごく嬉しかったです。
その言葉が今でも励みになっていますね。宮崎の皆さんの温かさを1回目から感じました。

ーーたくさんのパーソナリティさんを取材させていただく中で、皆さんリスナーさんの優しさを感じられているのが伝わります。メッセージってやっぱり心に残りますか?

残りますね~。例えば先日、「転職を考えてます」っていう同年代の方からの相談がありました。転職したい理由は「今の仕事にやりがいを感じていないから」「他にもっとやりたい仕事があるかもしれないから」と、どの言葉にも共感できる。でも「辞めたら不安定になる」とか「次の場所が見つかるか分からない」という不安もすごく分かるし、難しい悩みだよなぁと思いました。

でも、個人的には動くなら早い方がいいんじゃないかなと思っていたんです。
仕事とプライベートを切り離して考えたとしても、仕事が忙しくてハードだとプライベートがいくら充実してても疲れが残ったりとか絶対相互作用があると思うので、大変でも本当にやりたいことを考えた方がいいんじゃないかっていうことを言ったんですよね。
その数週間後に、「真帆さんの言葉を聞いて転職しました」って言ってくださって、良かったなと思いました。

放送中も自分なりに考えて話してるつもりですけど、やっぱり迷いもあったり、番組終わってから「ああ言ってよかったかな」とか、「あの言葉は余計だったかな」とか毎回考えるんです。だから後日ご報告をいただけるとすごく安心しますし、それだけ自分の言葉がリスナーさんの人生に影響してるんだなっていう重みのようなものも特に強く感じます。

ーー誰かに背中を押してほしいという相談が結構多いのかなと思います。

顔が知れてない同士ですが、やっぱり声を聞いてるから親近感というか他人ではないっていう感覚を持ってくださってる方もいらっしゃるみたいで、そこがラジオの存在価値の一つなのかなと思います。
たくさん考えながらリスナーさんからの相談に向き合っていることが伝わります。
たくさん考えながらリスナーさんからの相談に向き合っていることが伝わります。

奥山さんは宮崎のココが好き!

ーー最後に宮崎のココが好きというところをお願いします。

いっぱいあるんですけど・・・とにかく食べ物が美味しいところ! スーパーに並んでいる食材が、まず見た目から違うんですよ! 宮崎に初めて来たときに感激しました。
やっぱり食材を作っている方がたくさんいらっしゃるので、地元で作っているものを食べられる喜びもありますし、生産者さんが分かるので安心です。それがすごく良いことだなと思ったので、ら・ら・ラジオでビストロひなたのコーナーを立ち上げたんです。食に恵まれた良いところに来たなと思っています。

ーースーパーに並んでいるものも全然違うんですか?

違うと思います。あと、宮崎に来てから、関西でもよく見ると宮崎県産のものがたくさんあることに気が付きました。宮崎には郷土料理もたくさんありますよね。もっと発信できたらいいのになと思っています。

関西の友達が宮崎に来た時、もも焼きとかチキン南蛮とか食べたいって言われるんですけど、辛麺とかチーズ饅頭は知らないんですよね。食べてみると気に入ってくれて、取り寄せたりするんです。

ーー宮崎の郷土料理でびっくりしたものはありますか?

うどんが柔らかいこと! あと、おつゆの甘さ、九州のお醤油の甘さにびっくりしました。あとは冷や汁! 冷や汁が大好きなんですけど、冷や汁の素が身近に売っていることにもびっくりでした。郷土料理が手軽に食べられるのは良いですね。冷や汁作りたい!

ーー意外と簡単な作り方もありますよ。ぜひ作ってみてください! ちなみに奥山さんにとって宮崎は住みやすいですか?

住みやすいと思います。関西だと移動手段は車もあるんですけど、通勤、通学は電車じゃないですか。満員電車に乗ったり、時間を気にして乗り継ぎをしたり、人身事故があってダイヤが乱れたり、そういうストレスが大きかったんですよ。満員電車は特に辛くて・・・。
宮崎は車社会なのでそういったストレスもなく、ほどよく都会でほどよく田舎で、生活するには困らない。さらに少し出掛ければ良い景色があって、美味しいものがたくさんあって、気候も温暖で、宮崎は住むには楽園だと思ってます。

ーーありがとうございます! ぜひこれからも宮崎にいてくださいね☆ 
ら・ら・ラジオ「ビストロひなた」のコーナーでは毎週、宮崎の旬の食材をご紹介しています!
ら・ら・ラジオ「ビストロひなた」のコーナーでは毎週、宮崎の旬の食材をご紹介しています!

プレゼント情報

色紙を斜めに使った斬新でキュートなサイン☆
色紙を斜めに使った斬新でキュートなサイン☆
奥山真帆さんへの応援メッセージ募集中!
メッセージをお送りいただいた方の中から抽選で1名様

奥山真帆さんのサイン入り色紙をプレゼント!
 
応募は2022年1月31日(月)まで!
※当選者の発表は発送をもってかえさせていただきます。
たくさんの応援メッセージお待ちしております!

ご応募お待ちしております☆
ご応募お待ちしております☆
編集後記:ラジオから流れてくる落ち着きのある美声が印象的な奥山さんですがそこからは想像できないおっちょこちょいな一面や、熱いスイーツ愛など、意外な一面をたくさん垣間見ることができました(^^)

見聞きした映画や音楽を毎回振り返って知識や言葉を蓄えられている奥山さんだからこそ、数々の作品の魅力を深みを持って伝えることができるのですね☆

この記事に関するキーワード