「月見御膳」
台風も過ぎ去り、柔らかな夕陽が照っていますね。
もう少しすると、「十五夜・中秋の名月」。
先日、「お月見弁当」を紹介しましたが、
私はどちらか言うと、「月見で一杯」で
秋の風情を楽しむ派。

今日は、そんな「月見酒」を楽しむお供をご紹介します。

フレンチオードブル・「Maxim’s・マキシム」
9月10日(土)のみの限定販売になります。

ゆっくりとご自宅で、優雅に「月見酒」を楽しみたいお客様へのおもてなし❣️
メニューは以下の通り。

「Maxim's Menu」
⭐️帆立貝柱&才巻海老のサラダ 柑橘類のヴィネ
グレットにて
⭐️ツブ貝・姫アワビのソテー ブールアンショワ
⭐️自家製パテ・ド・カンパーニュ&柔らかく煮込
んだ日南赤豚バラ肉のスパイス焼き
⭐️宮崎牛のローストビーフ トリュフ風味
⭐️鴨胸肉のロティ 赤ワインソース
⭐️スコッチエッグ ソースシャスール

いかがでしょうか？
どうぞ、当店のおもてなしをこの絶好の機会にお楽しみください。

フレンチオードブル・「Maxim's・マキシム」
3,000円(税込)

みなさまのご予約・お問い合わせお待ちしております。

ちなみに、私がチョイスした月見酒は、今回は
こんなワイン

Chateau Malescot St.Exupery 2010
シャトー・マレスコ・サン・テグジュペリ 2010
ボルドー格付け3級

「サン・テグジュペリ」
ご存知の方はピンとくるはず。
そう、「星の王子さま」著者・アントワーヌ・ド・サン・テグジュペリの曽祖父にあたる、サン・テグジュペリ伯爵の曽祖父が所有していたシャトー。畑の一部はシャトー・マルゴーと接しています。
現在の所有者はこの一族とは違いますが、名前は残っています。

ワインは、「星の王子さま」と言うイメージや
よくマルゴーのワインは「女性的」という表現をされますが、実際に飲んでみると多くのワインが非常に厳格な印象があり、「華やかだが、芯は強い」そんな深い女性像を思わせます。

で、皆さまよりひと足早い月見酒(テイスティング)

色は黒みがかったガーネット。
ディスクは中庸度でしょうか。
ただ、揮発性は凄く、むせ返るようである。
色もそうだけど、香りも10年経っているのに充分に潤いのあるアロマで満たされているようだ。いろいろなものが混ざり合って複雑ですね。2010年は当たり年と言われているので。

具体的な香りはと言うと、初日と2日目は全く違う。最初ミネラル(2日目ミルクキャラメル)を感じ、その後、黒胡椒(2日目はナツメグ)、トースト香(初日は炙ったベーコン、2日目はコーヒー豆)、ビターチョコに酸味のあるダークチェリーなどなど。元気溌剌な香りである。

味わいは滑らかなテスクチャーで、グリセリンみたいな印象で膨らみがあり、ダークチェリーなどの果実の甘味が口いっぱいに広がる。この味わいで、ミッシェル・ローランがコンサルトしているのが頷ける。タンニンはまだ熟れてなく、刺激的で、こう言ったところが若さ溢れるイメージに繋がる。アフターはスパイス香が殆どを占めているが、ほんのりと引き立つダークチェリーの風味と酸味を残してフィニッシュ。　

特に、宮崎牛のローストビーフとマリアージュでした。

美味しいオードブルとワインで、
「秋の風情」を楽しみたいと思います。

ご馳走さまでした。