地元暮らしをちょっぴり楽しくするようなオリジナル情報なら、宮崎の地域情報サイト「まいぷれ」!
文字サイズ文字を小さくする文字を大きくする

宮崎の地域情報サイト「まいぷれ」宮崎

More Music of Miyazaki

一木彩也香(ひとつきさやか)さん インタビュー

聞き手の心に寄り添う、ピアノ弾き語りシンガーソングライター

2016/03/04

早速!第2回がやってきました、「もっと宮崎人に宮崎の音楽を!」がコンセプトのMore Music of Miyazaki!
今回は2016年第4回アクサレディスゴルフトーナメントin MiyazakiのCMソング“トビラ”を手掛けたこの方!
シンガーソングライターの、
一木彩也香(ひとつきさやか)さん!
何を隠そう、私まうまうの音楽仲間なのです…上の写真も、一緒に組んでいるグループでライブをしたときの写真で、実は隣に僕がいます。(いやーインタビューしづr…)いやはやそんなことはどうでもよくて(笑)
アクサレディスゴルフトーナメントのCMソング『トビラ』でおなじみの一木彩也香さん。
仲間からは“さやねー”と呼ばれる姉御肌の持ち主!
みんなから頼られ慕われる“さやねー”が作る大会CMソング『トビラ』
彼女の音楽のルーツと共にこの曲に秘められた想いを紐解いていきましょう!

歌は誰かに想いを伝え、心を動かすツール

――さぁ、今日はよろしくお願いします。最初はベタな質問から…音楽を始めたきっかけはなんですか?

 音楽で言えば3歳から始めたピアノが本当に最初です。弾き語りを始めるきっかけは、高校3年生の時文化祭のステージで歌ったことですかね。友達と3人で出たんですが、1曲私1人でピアノの弾き語りの曲があって、その1曲だけ1人で歌いました。それが初めての1人でのステージでしたね。もちろん緊張はしたんですが、そこで自分の全然知らない人が涙を流してて、私の歌を聞いて。それを見たときに「自分が歌うことで人の心が動くんだ」っていうことが分かって、それが今の活動に繋がってる一番の動機です。歌は誰かに想いを伝え、心を動かすツールになるということに触れた瞬間でしたね。

頑張る人を応援する曲。“ゴール”ではなく“トビラ”を選んだ理由

――アクサレディスゴルフトーナメントのCMの為に書き下ろした曲『トビラ』 この曲に込められた想いは?

 一言では語れないほど色んな想いが込められてるんですが…まずはやっぱりゴルフトーナメントの曲ということが大前提としてありました。その大会コンセプトが「みらいをつくろう!」なので、明るい未来を切り開き、つくっていく人を応援したい。何かくすぶっている気持ちとか、消化しきれない想いを持った人、目の前にある目標に向かって頑張ってる人、そういった人たちへエールを送りたい。そんな思いが一番強かったです。

――“未来”と書いて“トビラ”と読ませていますね。これはなかなか深いなぁと思うのですが。

 いやー、でも裏話をすると、実は最初から“トビラ”というキーワードがあったわけじゃないんです。最初は“ゴール”という言葉が最初に浮かんでいて、でもそれじゃそこで終わっちゃうじゃないですか?ゴールだと。でも実際、そこがまた新たなはじまりだったりするわけですよ。そこですごく悩みましたね「他に(ゴールに替わる)言葉はないか」って。それでやっとたどり着いた言葉が“トビラ”でした。扉っていうのは入り口でもあり出口でもあるじゃないですか?そういったところから、“トビラ”は今悩んでいることのゴール(=未来)であり、次のスタート(=未来)であるというか。そういうわけで未来と書いて“トビラ”と読んでみました。

歌のメッセージ。ターゲットは「その時の自分自身」

時に笑顔で、時に真面目に質問に答えてくれます
時に笑顔で、時に真面目に質問に答えてくれます
――曲名の『トビラ』という言葉もすごく印象的ではあるんですが、サビの“cheer up”や“そこにトビラは確かにある”というキーワードも耳に残ります。その言葉たちはどうやって生まれたんですか?

 まず、“cheer up”というのは、直訳すると「頑張れ」という、いわば応援するような意味ですよね。何かを頑張っている時、例えば…マラソンとか典型だと思うんですが、応援されることで普段は全然出せない力が、時に自分が思っていないほどの力が出たりとかあると思うんです。実際、私自身の経験の中でもあって、それは自分が応援している時に相手に与えていることもあるし、自分が応援されて与えられることもありました。そういう経験から、言葉で人の背中を押せるものなのかもな、ということを思って。もちろん「頑張れ」という言葉がいつも正しいとは限りません。ただそういう言葉が響く人にはすごく響くから、その言葉を何回も歌に入れることで、渦中で頑張ってる人が「でも応援してくれてる」という風に気持ちを次に進めることができたり、そういう人たちが気持ちを切り替えるキッカケになったりしたらいいなぁと思って。直訳ではあるけど、その言葉をストレートに入れました。

――そして最後に「そこにトビラは確かにある」と。

 そうですねー…実はこの言葉、たぶん自分に一番言い聞かせてましたね(笑)聴いてくれる人に向けて、というのはもちろんではあるんですが、悩みながら曲を作っている私自身に。私の作る歌は割とそうなんだけど、その時人に伝えたいメッセージっていうのは実際その時の自分に言いたいことだったりするんですよね。2012年に出した初のシングルに収録されているI am Iという曲中でも「いつ踏み出すの?」という風に自分に問いかけていて。それと同じように、この曲では「そこにトビラは確かにある!」と言い切ることで、断定の言葉を使うことで、自分の中の気持ちもそっちの方に向いていきましたね。

PICK UP 宮崎のお店 ~遊び・トラベル~