地元暮らしをちょっぴり楽しくするようなオリジナル情報なら、宮崎の地域情報サイト「まいぷれ」!
文字サイズ文字を小さくする文字を大きくする

宮崎の地域情報サイト「まいぷれ」宮崎

清武町商工会

清武の欲しい情報がすぐ手元に! 清武町商工会「スマホで町歩き」

「スマホで町歩き」活用への想い 清武町商工会代表者インタビュー

インタビュー
宮崎市清武町の総合経済団体として、商工業の振興とそこで暮らす方々の住みよいまちづくりに貢献する「清武町商工会」。清武の地域活性のために、商工会の方々が現在、どのような取り組みを行っているのか? そして、今後の清武町のあり方などについて、会長の藤元邦敬さん、青年部部長の増元亮太さん、女性部部長の長崎浩美さん(※崎はたつさき)にインタビューを行いました。
左から青年部部長の増元亮太さん、女性部部長の長崎浩美さん、商工会会長の藤元邦敬さん
左から青年部部長の増元亮太さん、女性部部長の長崎浩美さん、商工会会長の藤元邦敬さん

清武町のイメージや課題について

“清武”という地名を聞いて、皆さん、思い浮かぶイメージはなんでしょうか?
多くの方が「宮崎市のベッドタウン」、「宮崎大学や宮崎国際大学などの大学がある文教田園都市」、「江戸時代の儒学者、安井息軒の生誕の地」というようなイメージを思い浮かべるかと思います。
2015年より、清武総合運動公園がオリックス・バファローズのキャンプ地となり、県内外から観光目的のお客さんが増え、注目されるようになってきましたが、広い清武町の情報をまんべんなく発信していくにはまだまだ課題が多く“地域おこしや清武の魅力を発信するためにどのような取り組みができるか?”を清武町商工会では常に考え、青年部・女性部などが中心となって活動されているそうです。

では、各部の取り組みとはどんなものなのでしょう? 代表して、青年部、女性部の部長お二人にお伺いしました。

青年部は縁の下の力持ち!

青年部で清武の若い力を取りまとめる増元さん
青年部で清武の若い力を取りまとめる増元さん
青年部の取り組みは、小学校の祭りの出店や、「きよたけはんきゅう軽トラ市」のお手伝い、そして、夏に行われる「きよたけ郷土祭り」の設営準備・出店など力仕事やイベント企画に携わる活動がメインでまさに商工会の「縁の下の力持ち」。

人の手で人が集まる場所を作り、それを観光資源として活かせるよう、祭りなどのイベントを通して、清武の魅力を伝えているそうです。
人気のイルミネーション
人気のイルミネーション
毎年クリスマスシーズンに行うイルミネーション「きらきらフェスティバル」の設営協力も青年部のお仕事。
「木に登ったり、飾り付けの作業自体とてもハードな部分もありますが、地元の方達や観光で訪れた方が、立ち止まって写真を撮っている光景をみると、頑張った甲斐があるんです」と、増元さんは嬉しそうに話していらっしゃいました。
毎回、全力で開催するイベントなので、多くの方に清武に足を運んでもらいたいところですよね。イベント情報を県内外に広く発信するツールとして「スマホで町歩き」は有効なツールとなり得るはずです!

女性ならではの心遣いが行き届いたマップが好評

女性部手づくりの観光マップ<br>『清武町に来て見てん』
女性部手づくりの観光マップ
『清武町に来て見てん』
清武のお店や観光地、史跡などを紹介するガイドマップ「清武町に来て見てん」(画像参照)を制作したのが、女性部の皆さん。
「自分たちの力でできることでもっと清武の魅力を伝えたい」と取材とマップの編集・制作すべてを行ったそうです。

“見やすく、手に取りやすいもの”を意識して、手のひらサイズに折加工を施したり、観光中に急な災害があっても対応できるように、マップ上に高台の表記をいれたりと女性の視点を活かした優れもののマップです。
県の商工女性の主張大会で観光マップの成果発表を行い、最優秀賞の受賞歴をもつ長崎さん
県の商工女性の主張大会で観光マップの成果発表を行い、最優秀賞の受賞歴をもつ長崎さん
「制作にはとても手間がかかったけれど、皆さんに好評で、作って本当によかった。実際、オリックスの選手がこのマップをみてラーメンを食べに行ったという話も聞いています」と長崎さんから嬉しいエピソードも話していただきました。

現在は、改良を重ねて第2弾まで配布中。第3弾の構想として、この「スマホで町歩き」のコンテンツとコラボし、紙の限られたスペースで拾えない詳細情報をスマホで確認できるように、紙とWEBとを融合した仕組みも考えていきたいとアイデアも上がってきました。
青年部、女性部共に、元気な町づくりのための事例が沢山! そんな頼もしいメンバーが集まっている清武町商工会が考える“未来のビジョン”を藤元会長にお伺いしました。

清武の未来のためにできること

藤元会長はガラケーを使っているそうですが、<br>スマホの情報発信にとても意欲的
藤元会長はガラケーを使っているそうですが、
スマホの情報発信にとても意欲的
これから東九州縦貫自動車道が日南まで通り、油津港からインバウンドの外国人観光客の流入も考えられます。
そんな時に、手元のスマホを使って、清武の観光情報を得ることができる環境をしっかりと整えていれば、外国からの観光客が気軽に清武に立ち寄って、美味しいものを食べたり、観光をしてみたいという気持ちになるのではないか? と期待しています。

それは、清武町のお店の情報を探している方に向けての利点だけではなく、商工会会員さんの刺激にもなりますし、同時に清武の商工業発展と地域振興に寄与できるものだと考えています。
これから商工会に加入を考えていらっしゃる事業者さんにも「地元でおもしろいことをやっているなあ」と感じていただけるはずです。

「スマホで町歩き」を通して、清武ってどんな町なんだろう?と知るきっかけが生まれていく。これからの清武の未来のために今できることを商工会の皆さんと考えていきたいですね。

世代間の交流の中で、次の世代にどう地域の魅力を伝えていくか?

宮崎大学では、地域経済活性化と地域振興を実現できる人材を育成する「地域資源創成学部」が新設され、それに合わせて、商工会の会員事業所でも工場見学など、経営の現場を学ぶ機会を学生へ提供しています。
大学側も、地域に溶け込むカリキュラムを率先して行っていて、商工会がもっている活動力と産学官民金がコラボして地域全体を盛り上げる機運がとても感じられます。

こんな時だからこそ、時代に順応して若い世代が利用するスマホで発信していくことが大切です。
祭りや、イベントなどで世代間の交流の輪を広げて、次の世代にどう地域の魅力を伝えていくか? 若い方ともアイデアを出しあって積極的に発信できればと思います。


取材後記

商工会というと、会員店舗の方へのフォローが中心だと思っていたのですが、お話を伺ってみると、住民や観光客向けの活動も多くされているのだなと感じました。
ぜひぜひ、清武町商工会とまいぷれのコラボで生まれた「スマホで町歩き」のコンテンツを活用して、商工会の皆さんだから知り得る情報をどんどん発信し、清武の方や観光で訪れた方々の情報ツールとして活用していただきたいものです。
清武の明るい未来のために!私たちもお手伝いができれば嬉しい限りです!
応援しています!