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清武町商工会

イルミネーションの土台を作る!建築の職人のこだわり

(有)浜砂住建 濱砂会長(※)インタビュー

 イルミネーションを作り上げるのに必要なのは何も電器屋さんだけではありません。その土台などをつくる“建築屋さん”がいないと、素敵なデザインをしたイルミネーションも完成しません。
 そんな清武のイルミネーションの土台作りを長年やられている濱(有)浜砂住建の濱砂会長にお話を伺いました。

インタビュー

まいぷれスタッフ山口(以下 山):濱砂さんがイルミネーションに関わるようになったきっかけは何だったんですか?
濱砂さま(以下 濱):イルミネーション自体はもう二十数年になると思うんですよ。僕は途中で入ったので。
僕がイルミネーションに関わり始めたのは40歳の時なので、もう18年前になりますね。先輩に呼び出されて、「お前はいい人材だ」ってちょっと褒められて、そして騙されて(爆笑)でもその時先輩に言われたのは、「お前は建築の技術があるから、『作りたい』っていうものを作れるじゃないか。それも社会貢献だよね。」って。そういう話があって、今でも自腹を切って行ってます(笑)
山:ボランティアというよりむしろマイナス(笑)でもそういうのってやってる人同士の信頼が無いとやっていけないですよね?
濱:必ずそこ(会議や設営)に出てくるっていう信頼と、必ずやるっていう信頼は持ってないとできないでしょうね。正直、僕と久保田さん(久保田電設)2人居なくなったらできないですよ!(笑)本当みんな、自腹を切ってまでも来るっていう、まぁ正直おかしな連中ですよ(笑)でもそれが社会一般から言うボランティアなんです。今、「自分さえよければ」っていう人多いじゃろ?僕そういうの嫌いなんですよ。つまり、自分の身銭切ってでも、自分の時間割いてでも、人の為とかみんなの為とか、やっぱそういう達成感を求めて来るんでしょうね。やっぱり夜に(イルミ会場に)行くとね、カップルとか親子連れとか、写真撮ったりしてるんですよ。「キレイ!」とか言ってる声を聞くとね、たまらんよ、和むよ。あれはやったもんじゃないとわからんだろうね。
山:今後、清武のイルミネーションはどうなっていってほしいですか?
濱:自腹切ってやっているとは行ったものの、補助金はいただいてるんですよ。もうちょっと規模の拡大はしたいんですけど、補助金が増えることってないんですよ。だからそういったところを工夫でもう少しやってみたい。あとは規模を拡大するためにお金をどう捻出するか。自分たちの会費として払ってた部分以外にね。たぶん身体が続く限り、僕がイルミネーションづくりをやめることはないと思うんですよ。
山:心強いですね!色んなとこで清武イルミネーションの取材をしてますけど、皆さんの思いに涙が出てきそうになるんですよ……
濱:こう言ってるけど、本当は色々あるんですよ!(笑)全部スムーズに行くことなんてほとんどないですから。お金の問題もそうだし、人員の問題もそうだし、会議での行き違いもあるし。だけど結果が全て消しちゃうんですよね。見に来た人の“声”で。「やってよかったじゃん」って、結果的に。で、一年間忘れてるんですよ(笑)
山:で、また苦労して、の繰り返しみたいな(笑)でもそれを積み重ねてどんどん良くなっていくんでしょうね。
濱:20年以上やってるところって少ないでしょう?しかも有志だけで。良い人たちが集まっているから続いてるんじゃないかな。僕は今のメンバーは大好きですね。
山:今日はお時間いただきありがとうございました!
※濱砂の「濱」のウ冠内は眉にハの字。
 普段もとにかくこだわって、住んでいる人を考えた家をつくっている濱砂さん。豪快な笑い声が印象的で、熱い思いを語る姿に不思議と惹きつけられてしまいます。今後ともその思いで清武町イルミネーションを支え、さらにはその思いを後世にしっかりと引き継いで末永く清武町の冬を彩り続けてほしいですね。


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