宮崎に元気な声をお届けしている「JOY FM」さんと宮崎の皆さまに様々な情報を発信する「まいぷれ宮崎」のコラボ企画。新年度最初の更新となる今回は、毎週月～木曜17：15～19：55放送「Radio Paradise 耳が恋した!」火曜日担当『黒木梨澄』さんにお話を伺いました！

■耳恋の名アシスタントである黒木梨澄（以下リズム）さん。いつも元気で明るい印象ですが、番組への想いやプライベートの話しをお聞きしました。

--すっかり耳恋のリズムさんという印象がありますが、そもそもラジオパーソナリティになった経緯を教えてください。

はい。大学卒業後、宮崎の企業に就職して、はじめは事務員として働いていました。
定時で帰れるし、自分的には平和で良いなと。
しかし母に「あんたそれで良いと？やれることがもっとあるんじゃない？」と言われまして。
私は事務の仕事が合っていると思っていたし、休みもしっかり取れるので、「う～ん。別に～。」って言ってたんですよ。
そんな時、たまたまラジオパーソナリティのオーディションがあるということを母が知りまして。
一般公募ってほとんどないんですよ。なので本当にたまたま知って。
応募の締め切りを母に聞いたら、「今度の土曜日」って言われて。「いやいや無理やろ」とは思いつつ、とりあえず履歴書とか音声とか準備して、郵送してたら間に合わなかったので自分でエフエム宮崎に持って行きました。
そしたら一次受かっちゃって。次は面接になりますって言われて。
そんなに受ける人おらんかったっちゃろか～って思うじゃないですか（笑）
でも実際は80人くらい応募があったみたいで。
その後の面接を経て、耳恋のアシスタントになりました。

--すごい展開ですね。パーソナリティ歴で言うとどれくらいになりますか？

丸々5年ですね。昨年は1年間お休みをいただいていたので6年前、25歳のときにこの世界に入りました。

--実際に入ってみて、ラジオの世界はどう感じましたか？

う～ん、全く分からず入ったので、とりあえずシローさんに抱きかかえてもらって楽しくやってたんですけど、やっぱり楽しいだけじゃ立ち行かなくなるし。途中から訳が分からなくなってきて、本当に大変、大変っていうか、楽しいって思えないことがめちゃめちゃ多くなって。本当にシローさんとディレクターさんには苦労をかけたと思います。本当によく諦めずにサポートしてくださいました。
私自身、心を開くまでにすごく時間がかかってしまって、自分でどうにかしようみたいな感じで思っていたので、うまく表現もできないし、なんか全員が敵みないな感じに思えちゃって。今だから言えますけどね（笑）
でもシローさんが本当にどうにか私の良いところを見つけてくださって、何とかやってきました。最初の3年くらいは辛かったですね。シローさんも全然楽しく喋れなかったと思います。

--なるほど。どんなことも初めからずっと楽しいばっかりということはないですよね。
ちなみにもともとメディアの仕事に興味はあったんですか？

いやいや、正直全くなくて。大学の頃も韓国語をすっごい専門で勉強していて、留学もしていたので、将来は韓国語を使う仕事がしたいなと思っていたんですけど、いろいろあってそっちを挫折しちゃって宮崎に帰ってきました。

--子どもの頃はどのようなお子さんだったんですか？

多分ひょうきんな子どもではあったと思います。本当に勉強もしなかったし、家族の前で「わーっ！うぇー！」って騒いでました。ひとりっ子だから自分が中心で馬鹿みたいなことしてわがままでしたね。両親が共働きだったことと、家の近くに友達がいなかったことから、ひとりで何かするのが好きでした。ひとり遊びや自分で物語を作ってぶつぶつ喋りながらいろいろやってました。

--そうなんですね。それはいつ頃までですか？

小学生ですね。中学から五ヶ瀬の中高一貫校に入って、全寮制なので13歳から高校卒業するまでの6年間寮生活でした。寮に入るとやっぱり先輩が怖いじゃないですか（笑）
共同生活をしないといけないということもあるので。それでも中学生までは明るかったと思います。
高校に入ってから変に勉強しなくちゃいけないという気になってしまって。
周囲の「進学、進学」という雰囲気もあり性格がすごく内にこもる感じになっちゃいました。
みんなと楽しく6年間は過ごしていたんですけど、やっぱり目立つことはしたくないし、とにかく勉強しなきゃみたいな方にシフトしちゃって。
高校生になってから精神的に弱くなったというか、打たれ弱くなった感じが自分の中ではありますね。

--以前耳恋を取材させていただいたときに、【テンションの高さ】についての話しをお聞きしたのですが、オープニングから本当にテンションが高いですよね。

あのテンションに持って行くというのは、今は割と普通になりました。
「さあテンション上げるぞ！」っていう感じじゃなくて、本当に自然になりました。
でもやっぱり、「明るい」っていうところが自分の一番のセールスポイントかなと思っていて。以前までは、「本当は暗いけど、明るいのはキャラでやってます」って正直思っていました。
でも最近は自分がひょうきんだって思えるようになって、多少うるさいと言われてもそれを含めて「明るい！とにかく元気！」が自分だと思えるようになりましたね。そこは大事にしています。
耳恋はもちろん、他のイベントMCをするときもTPOに合わせつつ、自分に声をかけてくださったクライアントさんは、私の明るいところが良いと思って選んでくださっていると思うので、変にかっこつけずにとにかく元気を届けよう。そんな気持ちでやっています。

--過去の放送で印象に残っている回はありますか？

放送回ではないんですけど、私のキャラがこれでいけるかもっていう自信になったコーナーはあります。
「つくつくたんたん」というゴールデンボンバーさんの「女々しくて」を私が色んなバージョンで歌うってコーナーで、ジャズやボサノバ、民謡などいろいろやりました。
このコーナーをキッカケに変わったかなという思います。
リスナーさんからも「このコーナー面白い」と言ってくださる方が増えましたし、いろいろな方から「リズムちゃんあのコーナーで面白くなったよね」という声をいただきました。
そこから私がもっと音楽、歌をセールスポイントのひとつとして出していけるのかなと思うようになりましたね。
「つくつくたんたん」が私のキャラを作ってくれたなと、自分の中では大切に思っています。

--パーソナリティの方々には「まいぷれ」についていろいろお聞きしているのですが、現在エフエム宮崎で流れているまいぷれのCMのナレーションはリズムさんなんですよね（笑）
いかがでしたか？

何パターンか録りましたね。普通のバージョンと、ちょっとキャラを作ったものが流れています。あとこれは使われていないのですが、演歌バージョンもあったんですよ。
社長から何パターンか考えてきてくれますか？ということだったので、いろいろやらせていただきましたけど、正直あのキャラで大丈夫かなって不安になりました（笑）やりすぎじゃないかなって。でも本当に楽しい収録でした。

まいぷれは家族でご飯食べに行くとき活用しています。
ランチブログはすごく良いですね。

--休日はどのように過ごされていますか？

家族3人で出かけたり、たまに1ヶ月に1回くらいは私の両親に子どもを預けて夫とふたりでご飯食べに行ったりしていますね。子どもが生まれてからは全て子ども優先で、ご飯もゆっくり食べられないし、居酒屋さんにも行けなくなったので、1ヶ月に1回くらいは自分の時間を作るようにしています。
親が楽しくしていれば子どもも楽しいかなっていうスタンスでいるようにしています。たまーに泊りがけで旅行に行ったりとかしますね。もちろんラジオのネタ探しもしています。

--外に出かけたら周りから気づかれたりしませんか？

いやーそうでもないんですよ！なんか気づかれそうってときは気づかれず、ここは絶対大丈夫やろっていうときに限って、「あっ、もしかして・・・」と声をかけていただくと、めちゃ気を抜いていた背筋がシュッとなりますね（笑）
バスとか乗っていて、夫と話していると声で気づかれることはありますね。顔はあまり皆さん知らないと思うので、声で気づかれるとやっぱり嬉しいですね。
声はかけていただけるのは素直に嬉しいです。めちゃくちゃスッピンとか、気を抜ていいるときに声をかけられたら、「うわ～しまった」とは思いますけど（笑）

--今後の目標や夢を教えてください

柿塚日加里（かきつか　ひかり）さんのようにずっと何かしら出続けたいですね。やっぱりラジオが好きなんですよ。ラジオが良いなと思っているので。
私、耳恋のアシスタント歴が一番長くなったんですけど、今日も不甲斐ないオープニングトークをしてしまったので、まだまだ勉強することがいっぱいあるなと思っています。なのでもうちょっと耳恋で修業させていただいて、「耳恋と言えばリズムちゃんだよね」と言われるようになりたいですね。

私が番組で喋れているのも、もちろんシローさんのおかげでもあるんですけど、本当にリスナーの皆さんが楽しく私のことをいじってくださる、励ましてくださるメールがあるから6年もこのお仕事をさせていただけていると思っています。
どうぞ今後も変わらず、私というよりかは、耳恋をご愛顧ください。
家族でご飯を食べに行くときにまいぷれさんを参考にさせていただいているので、リアルな声が書かれているなと思います。リスナーの皆さんもまいぷれでいろんな情報をゲットしていただきまして、今後も変わらぬご愛顧をよろしくお願いいたしまーす！